Corcovado/ホロウ・シカエルボク
 
なびた陰茎で植えこみに小便をしてるそばで
ブルーカラーたちのいきどおるばかりの泥酔のそばで
つまさきで歩くみたいなボサ・ノヴァのリズムを
おおきな目のまばたきみたいなボサ・ノヴァのリズムを


きみはメイクをすっかり落として、かるい着物で肌をかくして
アルトの音符の踊りかたをすっかりわかって笑ってる
ハグをすませた時計の針はまたいつか来るそのときのため
ひとつもおくれずネクストに取りかかる
ステップの最後にぼくたちは抱きあって
あの空に浮かんでた雲たちのことをいとおしく思うのだ


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