迷いながらも/一 二
 
高くなり低くなり
正しい道の見極めがたい
この私の詩の旅路にいて
私の記した足跡は
誰も通らぬであろうし
人によっては欲の道かもしれぬ

しかし私にとっての徳の力は
つねに正しい道へと
私を前進せしめるであろう

詩を書くことの全能者よ
詩の中にいて私は
祝福はされぬが幸福ではある
一つ一つの言の葉が
私の身を通じて
私に語り掛ける

何たる素晴らしさ
この場所の高いところに
静けさがある
神に仕える静けさが


あらゆる変転へ沈着に応じよう
そして神よ
ただあなたの変わること無き
慈愛にのみ私の信頼を置こう

私の裡なる道徳律と
私の上なる星辰の輝く空へ
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