Pallette/洋輔
君の指が震えてた
胸をつかむ手が痛々しかった
君はすべてに疲れてた
瞳は外の雨をうつしていた
忘れないで生きることの意味は
涙を数えることじゃない
忘れないで生きることの意味を
好きな色で描けばいい
俺は自分を生きる分しか
余優を持ってなかったから
君は夢にすがってた
俺は夢を歌っていた
忘れないで生きることの意味は
明日を夢見ることじゃない
忘れないで生きることの意味を
自分の手でつかめばいい
朝には雨は止むだろう
空気が少しは軽くなればいい
もう少し話していようか
眠るのは夜が明けてからでもいい
忘れないで生きることの意味に
答えはないかもしれないけど
見つめていて、いまはふたりきりだから
少しずつ気付けばいい
好きな色で描けばいい
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