へらへらと息を継ぐ/
プル式
会社の昼休みに手短に食事を済ませ
近所のコンビニで立ち読みをする
フリータイムは必ず外に出る
バスに乗って少し離れた街に出かける
発達した交通機関と安全な空間
携帯をみたり窓の外に思いを馳せる
缶コーヒーの空き缶が二本並んでいる
多分捨てられたのだろうそれは
何処かの老人を思わせる様に哀しい
夜に食べ過ぎた豆のせいだろうか
胃が少し悪くよだれが出てくる
ペッと唾を吐いてへらへらと息を継ぐ。
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