詩、薬、病のこと等、ノートより寄稿/小野 一縷
 
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自戒として、あるいは、第「二者」の言葉として〜

「お前の言葉とやり方は、
以前からわたしに吐気を催させている。
なぜお前はいつまでも沼地に住んでいて、
自分自身が蛙や蝦蟇になったのか。
お前自身の血管の中に、腐って泡を立てている沼の血が
流れているのではないか。
だからお前は蛙の鳴声をあげ、誹謗ばかりしているのだ。
なぜお前は森に入らなかったのか。大地を耕さなかったのか。
大海は緑に茂る島々に満ちているではないか。
わたしはお前の軽蔑を軽蔑する。
そしてお前がわたしに警告するなら、
なぜお前はお前自身に警告しないのか。
わたしはわ
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