時のこちら側のフェブラリー/小池房枝
宣言があってもなくても南風。春一番のような風です
襟元にノスフェラトゥの薔薇ふたつ人であろうとあるまいといのち
ガーデニングの奥さんそれは花の苗というより実際ホウレン草では
玄関を開けたらいきなり半月が向こうにいたのでびっくりしました
ケムンパスでやんすヒヤシンスでやんす両者互いに挨拶を交わす
梅の香を確かめたくて深呼吸・・・。今日は何処かで牡蠣鍋らしい
咲きたがってた車窓のミモザ今日ついに咲いちゃったのね明日は寒いよ
あたたかい風吹き荒れたねヒヤシンスのど乾いたろ?たんと水お飲み
未詩を思う未語をも思うそんな名の古の神がいたことも思う
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