冬(一)/青色銀河団
 
初恋のつめたい指先冬のみち



さびしさにレモン投げたい冬の空



小鳥らはだれのために泣いてるの



初恋は曲がりくねって青白く



宝石のように輝け遠い未来



放課後の柔らかな空ときみの声



きれいでも硝子だから冷酷です



すきでした放課後の色にとけるきみ



雪の日は空の天使に願いごと



冬の朝 知らない星を歩きます




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