kiss me once again./
れもん
それは果てしなく柔らかく、気が遠くなるようなkissだった。唇をついばむように合わせたり、会話するように舌で戯れたり。数々の体と交えてきた体同士の甘い堕落に溺れる。体の何処も甘い蜜が流れていて、快楽のため息がもれる。指と舌で探る本能の深遠。何処に繋がるか解らない道――何処へも辿り着けないかもしれない。閉じた目には何が映るのか。打ち寄せる波のように繰り返す行為は高まり、絶頂を迎えた。
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