『ピノキオ』/東雲 李葉
:イタリアの児童文学
:社会風刺小説
:「幸せに暮らしましたとさ」
幸せに暮らしましたとさ
幸せとは何なのだろう。
人間になることが幸せなのだろうか。
人はそんなに素晴らしいものなのか。
ゼペットの糸はもう必要無いのか。
それじゃどこにでも行けてしまうじゃないか
自分の意志で動けたら。
自分の足で歩けたら。
あの人がくれた身体なのに。
あの人がいなくても。
人間だから(あなたが無くても)生きていける
(あなたが無くても)
あなたが無くても
あなたが沈んでも
あなたが亡くても
「幸せに暮らしましたとさ」
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