ロイド・シティの冬、アイは/
吉岡孝次
としさを誘うこんな夜は 誰の手にもまだ落ちていない
あゝ 君がいつか どこか遠くへと いくのが怖いけど
暗闇を欺いて 虚しさを乗り越えて
ここまできたよ 迷わずに 抱きしめていて
愚かさも激しさも もう届かない場所を
ここに見つけて さみしさを君に包んでほしい 今夜
真夜中に振り返る 一人きりのわたしを
君の鼓動が この胸に響く夜には
降りつづく雪に今 癒された悲しみを
やさしく強く 誰よりも君に包んでほしい 今夜
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