君が眠る為の眠れなくなる話/
うめぜき
が柔らかい
眼を閉じると川を吹き抜けてきた、風が頬を過ぎる
美しい歌が耳の奥で響いている
星は煌く
そしてその闇の向こうで
時々は降り注いでいる
おやすみなさい
そのうちやさしい物語ばかりが君を待ち受けている
眼を閉じて、耳を澄まして
全身で聞くんだ
大丈夫
そばにいられないけれど
そばにはいられないのだけれど
そばにいるよ
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