蜜雪/アラガイs
 
二人がひとつに結ばれたのは、弛んだベッドで一寝入りした後の、朦朧としたやわらかな陽を浴びて微睡む、昼下がりだった 。
抱き合ったまま布団を深々と被っていた
剥き出しの足が寒い
いつのまにかエアコンを切っていたことに気がついた僕は、カーテンを開け日射しを呼び込むと
空には満月に近い白い月が微かに浮かんで見えた
遠く山から駐車場一面に
雪が降り積もっていた 。






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