空と海とペンギンな私/酸素の枷
空を飛んでる夢を見たの
あれは今から何億年も前
今じゃ重くなった翼で飛べる事は出来ないけど
とても軽くて大きく上下に振っていたわ
それは今も同じね
ここと同じでやっぱり青い
どうしてこの世界は
丸くて青い所が多いのかしら
先には青と白い固まりと眩しい球体
抵抗はここよりも軽い
気持ちいいと感じていたのね
どうしてここに移り住んだの？
そんな疑問が湧いたわ
何かただならぬ事情があったんでしょ
すでに適応してしまった私達には分からないけど
住めば都
目覚めてみると改めて感じたわ
ここも悪く無いと
目の前は青いし
抵抗もあそこよりは重いけど
心地よいぐらい
何があったかはしらないけど
翼は重くなったけど
抵抗は増してるようだけど
何もかも考え方次第
別に知らなきゃ気にもしなかったけど
もっとあったはずの自由を失ったんだって？
だって結局はここでも飛んでるんだし
飛べてると感じてるから
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