君が満足するためのロックなら僕は要らない/ホロウ・シカエルボク
僕のように、僕と同じ血を吐いていることだろう
僕はそのすべての血を手のひらですくって
ひとつ残らず見極めたいと思ったことがある、遥か昔
それこそがロックだって信じていたこともある
だけど今は違う、だけどそんなに遠く離れても居ない、ただそこに
近づきすぎることもないなって時々思うだけさ
君が満足するためのロックなんて僕は要らない
君はロックンロールという部署に所属してるただのサラリーマンだ
ロックンロールという営業指針を胸に
マニュアルに沿ってキャリアを積み上げているんだ、保険みたいにね
君はロックンロールという道を踏み外しはしないのさ
君が満足するためのロックなんか僕は要らない
それがロックだって言うなら僕はロックしない
君は
いろんな扉に鍵をかけて
自分の聖域を確保しているだけさ
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