疲労/
一 二
今日、自らの足元で
私は死んだ
心は臥している
体は諦めた
「弱い体には屈強な精神が宿る」
なんてことは
本当に強い人しか云ってはいけないが
それでも私はそう云いたい
神は
人が
他人のために生き永らえ
死者を思い出にして
気を引き締めねば
機嫌を損ねる
しかしそれは無理なのだ
死者を悼む過ちを
自らを殺したい自惚れを
敢えて人は冒すのだ
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