gag/
Oz
繋がれた鎖
巻きついた足
夕暮れの鳴き声
形ある絆
正体の知れぬ
大きな影
近づいてきても
逃げることはできない
叫ぶ事もできない
だからではなく、
ただ単に
従順に受け入れようとする
自分がいる
何処かで
ハッと気付く
ただ
それを待ってる
硫黄の匂い
湯気がたつ
浮かんだ葉の色が抜けている
歌が聞こえる
誰かが歌っている
僕はいつの間にやら
眠ってしまう
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