マチ/番田 
 

部屋は誰もいない
落とされていくこの思いの中で
ああ 誰なのだろう 私は
この流れる 街の中で
ああ 何を そこで 思うべきなのだ


全ては確かなのではなかった
確かなものこそ 絶対に嘘なのだった
いつも 夢見させられたことばかり
私の中からなくなった
私の心は無くなったのだ


私は電車の中を夢に見た
無数の朝を 駆けぬけた
私は 一体 誰なのだろうか
そして どこにいるのだろう
いつも 言葉を 私の心に吐いてきた


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