ブルー/番田 
 

誰一人いない
落とされた 世界で
私は私の感じさせられた自分だ
ああ きっと この 思いのどこかで


過去を見た
人の流れる渦で
それを きっと 知った
私の頭の思いのどこかで


何かを手にしようとしたのだ
それは何なのだろうかと
きっと 新しい自分なのだ
私の 手に 持つべきだった


私は何も知らない
人を忘れることができた瞬間に
私は 忘れた
そんな夕暮れのひとときかもしれない



私が生まれたのはなぜなのか
わからないけれど鏡を見ている
見ていない 自分の姿を
心の奥に手に入れようとする


バスに乗る
心など 捨ててしまった
そんな気のする
ここは現実なのかもしれないけれど


明日も仕事を続けている
終わることを 信じている
はじまりに立たされていたい
自分をなにもかもそこに無くしながら


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