愛とか、恋とか/Oz
 
いの能力に
そこそこの経済力
つまり、
不自由は無く
悩みと言う悩みも無かった

そして年月を経て
地元に戻った際に
たまたま出くわしたのだ

「やあ」
「こんにちは。
お互い意外とまだわかるものね。」

僕らは適当な世間話と
近況について話した
彼女はまだ独身だそうだ
しかし、
結婚以前に
恋人を作る気も無いそうだ

「私にはインコで十分。
斜に構えている訳ではないけれど、
私には人は重たすぎるの。」

僕はというと
君が家から出ていってしまって一人ぼっち。

「僕の事嫌いだったの?」
彼女はただ笑うだけ。
30分程で僕らは別れた

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