思考のシンク、そこを流れ落ちる渦巻き/ホロウ・シカエルボク
轟音の中を君と駆け抜ける刹那に見る未来のような輝き、いつだって俺は考えていた、いつだってそうだ、行きつく先は未来でありたいと―留まって同じことを繰り返しながらいかにも進化しているみたいに見せる道化になんかどんなに落ちぶれてもなりたくはないと、そうさ、おいしいものの匂いに集ってばかりいる乞食みたいな真似はもうやりたくない、俺は詩人などという称号が欲しいわけじゃない、そんな風に呼んでほしいわけじゃない―ただ書いて、読んでいたいだけなのさ…よう、ずいぶんと気分がいいだろう、引用した誰かの名前みたいな気分で毎日を過ごすのは?だけどそれは君をどこへも連れて行きはしないぜ、それは君を同じところに縛
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