冬のおもさ 〜改訂〜/ポー
ろうか
私の寂漠の想いなのか
水に張った氷を無性に壊したくなり 粉々にしていた
この冬…たくさんの別れ
この街に雪が降り積もるたびに 想いだすだろう
生在る限り ずっと ずっと…この冬の様々な別れを
きれいな想いを遺してくれた
そう 信じたい
この街にまた雪が積もったら
私は何を想い 何を感じるのだろう
別れた方々 別れる方々へ
どの世界に在っても 笑っていられるように
今 願う
雪の降らない街に
雪が積もったら
また 想えばいい
また 願えばいい
広すぎる家でぽつりと
一つ年をとれた私は この幸いを胸に
皆を見送ろう
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