自分という場所の中で自分を見る/ベンジャミン
もない端っこに
ぎりぎりで居るんじゃないかって
ぎりぎりで踏みとどまるために
もっとぎりぎりになっているんじゃないかって}
自分という場所はとても曖昧なので
本当は自分ひとりでは支えられない
自分という場所はとても不安定なので
いつも真ん中でいることなんてできない
だからこそ大切なんだと思う
自分という場所の中で
自分自身をしっかりと見つめることが
だからわたしは
ときどき思い出すように空を見る
まるで自分を映す鏡みたいにして
わたしにわたしが見えることなんてないけれど
そうやって見上げた空が
きれいだなって思えたら
わたしはそこに自分を重ねていたいから
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