わが国/
番田
誰の言葉もなかったとき
思う私の心は 何だろうと
思いの中で 交錯する
考えている 私は
漆黒の 暗闇の中だった
はき出す思いは 無だ
虹を見たのは いつのことだったか
鎧を かぶって 出かけた
土をくらい 血を 塗りつけた
剣をつき刺した盾の上
建物に 張り付いた 手形
幼き頃の 戦争の記憶よ
海を越えて イギリスは渡来した
あらゆるものを 従えて
この国に 死体の山を築かせた
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