時をゆく/
吉岡ペペロ
海を渡ってやってきた鹿子さんは
真理さんのいとこだ
鹿子さんの瞳は太陽にぬれてて
それは曇りの日でさえそうだった
祈りだけそこに残った
未来はとおくむこう
扇型にひろがっている
ぼくは未来の突端で
時を踏みつづけてゆく
海を渡ってやってきた鹿子さんは
真理さんのいとこだ
鹿子さんの瞳は太陽にぬれてて
それは曇りの日でさえそうだった
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