夢夢夢。/番田
待ち続けるのは草食動物の姿に近い。なにより当時はたくさんの巨大な植物が回りには存在していた。
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全てを語り尽くそうと思う。しかしゴールは遠すぎる。これはマラソンに似た競技なのかもしれない。もう1時間が経過している。洗濯もしていないし飯も食べてはいない。お正月は気づいたら除夜の鐘が鳴り響いていた。指定されたワード数を超えてどこまで行けるのかというこれは挑戦だ。負けるわけにはいかない。誰に対してなのか、なんのためなのかは全く解らない。だけど走り出したら止まらない。私は行くしかないのだ。走る恐竜というのは存在しただろうか。
突然、営業だった頃の自分の姿がそこで思い浮かぶ。あれは胃
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