夢夢夢。/番田 
 
とはごくわずかだろう。ありもしない夢物語だ。


飛行機が着陸していくときに死んだときの光景が思い浮かぶ。生と死の選択が交錯する。不安な時代の中で多くの人は死に
たいと思っている時に着陸は失敗するのかもしれない。


新しいものとはなんだろう。多くのものは昔の模倣だ。今日も見たことのあるものを目にした。


見たことのないものを見てみたいものだ。多くのものを見飽きている。


誰も知らない路地で見ず知らずの人とすれ違ってみたい。声を交わしてみたい。


今日も俺は暗くくぐもった言葉の中に住む。



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