夢夢夢。/番田
とはごくわずかだろう。ありもしない夢物語だ。
飛行機が着陸していくときに死んだときの光景が思い浮かぶ。生と死の選択が交錯する。不安な時代の中で多くの人は死に
たいと思っている時に着陸は失敗するのかもしれない。
新しいものとはなんだろう。多くのものは昔の模倣だ。今日も見たことのあるものを目にした。
見たことのないものを見てみたいものだ。多くのものを見飽きている。
誰も知らない路地で見ず知らずの人とすれ違ってみたい。声を交わしてみたい。
今日も俺は暗くくぐもった言葉の中に住む。
戻る 編 削 Point(1)