広すぎて あまりに広すぎて/ポー
 
の中にいる僕と二人では 切ない想いをするだろう


そうだ ご飯を食べていなかった

いつ 薬を飲んだのかな

時は単に過ぎてゆき

僕は流れに乗れず うろたえ震えている

何をするわけでもなく

広すぎる家で 胎児のように眠る


いつか また 笑えるように

あの流星群を見上げ 願ったように

感覚のない足で しっかりと歩けるように


僕に必要なのは 僕に戻ることだ

あの熱い夏の前 寒い冬の中で元気に笑っていた僕に


折れた翼が癒えたなら

もう少し ましになれると僅かな石を握りしめ

ただ ぽつりと広すぎる家で僕と向き合おう


広すぎて…あまりに広すぎて




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