日曜日/
番田
誰もいない部屋で
見ているのは 一体 誰なのか
私は わからない だけど 一人
風を いつも 感じている
私は自分を知る
暗闇の中で確かなものを手にする
打ち寄せる肌寒い風に
いつも ひとり 耐えている
誰もいない街を 流れては
何もない日を 目に見ている
誰もいない日に 私は
いつも 頭の中で 理解する
夢見たことなど今はもうない
あるべき姿だけが立っている
何も考えることなど無くした
虚無の世界を信じているだけ
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