溺死のミュージック、TOTOで葬送/ホロウ・シカエルボク
それは昔からずっとそういうものだったのか?それは個々の価値観によって輝いたり汚れたりしていく、していくだけのものなのか?俺はトイレットに入る、そしていくつかの小さな固まりを無理矢理ひねり出す、かつては俺であったもの達がTOTOのクリーム色の便器の中で渦を巻きながら果てしない下水管に流れ落ちてゆく、俺は敬礼をして彼等を見送った、TOTOで葬送、TOTOで葬送、一日はそんな具合で色を変えていった
眠るには魔法が必要になる
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