捧げる/
砂木
届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く
ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている
影で隠している
風の遊び道具
石に座っていた凍りの足が
隙間に遠ざかる
笑み こして地に 崩し摘む
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