日々/
砂木
体が渡っていく
時というものをとらえている
内で揺れている思いは
木霊のように 降りている
次のよりどころはあるのだろうか
でも先の事を知って なんになる
ところどころに私が居る
風景を見ることはできない
内なる羽は 外で飛べない
この体に捕まっている
陰気な鳥
光を受ければ 晒し者
でも それも一瞬の事
熱にこもる めぐりゆく冷気に
仮爪を刺して とどまっている
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