A fairy of the winter ----- 冬の精 -----/
tomoyan*
真っ白な雪のようになってしまいたかった
空からはらはらと舞う 冬の精
穢れを知らない 真っ白な冬の精
到来を待ち侘びている
ずっと
この身に降り注ぎ 何もかも白く染めて
銀白の世界へと誘いて
心に潜む闇を雪と共に埋め尽くし
深く もっと深く
この身が消え失せるまで
怖いものなど何もない
同化し大地と共存したいだけ
身は苦の集り
ひとときでいい 解き放ちたいだけのこと
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