高架下の冬の河を/一般詩人-
 
高架下に流れる河を二人で見ていた

僕たちはイルミネーションの向こう側に取り残されているけれど

互いの手のぬくもりの中に生まれるものの色は

まるで冬の空のように透明で

何もかも忘れさせ、何もかも見通すことのできるような

ほのかな甘い香りのする色なのだ




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