寄席へゆこうよ/はだいろ
 

喬太郎は、合わなかった。
談笑も、合わない。
もっとも、一回だけで判断してはいけないのかもしれない。
チケットの全然取れない、
談春や、志の輔は、
もちろん楽しかったし良かったけれど、
強く惹かれるものは感じなかった。
馬生や、歌丸はさすが。
さん喬の芝浜は、やっぱり、
押し芸の志らくよりも、
引き芸の良さで一歩先だった。
白酒の毒舌はきもちよかった。
市馬の歌謡はきもちよかった。
円楽は笑点よりも地味だった。
昇太は独演会がすごく楽しみ。
たい平も明るくてよかった。
家緑は志らくの数少ない友達らしいけれど、
なるほど、好感を持った。
小三治はまくらの良さがよ
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