ダイアモンドチャック  WHOレッドデータ編/ハイドパーク
 
一撃で嬢はマットに沈んだ

「き君、大丈夫か。」
「しゃ社長、た助けてください。」
「よっしゃぁー、と言いたいけど。
一つ聞かせて欲しい。」

じじいよ
ゴジャゴジャ言わず
早く助けろ
すべておのれの
変態娘のせいやぞ

「君、娘と結婚せえや。」

俺の中の全細胞が
このオファーを拒絶していた
聞いたとたん
10000個ぐらい
アポトーシスがおきた

社長は俺の顔色を伺い
不機嫌そうに

「なんや、お前も嫌なんか?
ほな、皆と一緒、海に沈んでもらう。
コンクリはいつでも練ったあるんや。
こんな話、表に出されへん。」

ヘドロの海の底
餌食
[次のページ]
戻る   Point(2)