師走に思うこと、成長したのかな/一 二
俺は
彼らは毎日
誰かのための労働をしているが
俺は俺のための労働を
今しかしないで良い
こんなに気が楽なことはない
と、自分に言い聞かせた
涙を堪えると寒くなくても鼻水が出る
とても寒かったけれど
五日間のアルバイトを終え家に帰り
親と来年から住むアパート
(家賃:月二万四千円)を決めた
近くに小学校があるためか
一番安い物件より六千円高かった
「通う学校から近い」
「駐車場がある」
「駅が近い」
「お風呂とトイレが別々」
「ベランダが広い」
「共益費が無い」
「二年住めば敷金と礼金が返ってくる」
様々な理由を親に述べ了承を得た
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