キャッシュ/番田 
 
少しも何もない自分を眠らされた夜
夢の暗い街角に人のようなものを見た
街の暗い夜の中で足を引きずった
金目当ての待っている君に散財しては帰ってくる


少し電車は止まりかけていた
そこで思いを働きかけた
私はウォークマンを聴いた
そして何もかもが どうでもいいと思えた


きっと正しいものだろうと 流された
季節の 私の中に 覚えこませる意味を知った
夢に 渦巻く 過去を
また 自分に 流れこませる


また 私は 夢に死のう
憧れではない現実を越えたこの海の果てで
世界の橋から転げ落とされていく
私はベッドの上から転げ落ちる


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