ネオンサインとサラリーマン/番田
現在の場所で絶えず自分の感情を押し殺してまで働くということはあってはならない。それは心の中だけで全て本来の自由であるべき自分の本当の姿を破壊してしまうから。いつも、生きること自体が瞬く間に自分の中だけで達成されて、そこで誰も自分のことに対してすぐに手を差しのべるということ自体がありえ無いのであろう。我々の回りを法律は取り巻くものであって、決して、恐らく我々の心は精神上には存在するものそれ自体ではないのである。場合によってはすぐにそれは我々の敵にもなるし敵ではなく味方にもなる。いつもその場所で法律に規定されるものを理解し、新しい方向性をそこで、現実の中から目指して模索していくことなしには凡人としてのゆるぎない豊かな生活自体が守られるということ自体がありえないのである。
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