いちを護る/
吉岡ペペロ
いちを超えたら
それはやはり欲望なのだ
どれだけ切なくたって
それはやはり欲望なのだ
それをしずかに見守る者よ
正眼で唇を引き締める者よ
炎を背に剣を手にする者よ
いちを超えたら
それはやはり欲望なのだ
どれだけ切なくたって
それはやはり欲望なのだ
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