流星群を見上げて/ポー
「いつも笑っていられますよう」
寒さを忘れて ひたすら願っていた
温かさに包まれていた
あれから…小春日和が続き あの温もりが此処に在るような幻想の中にいた
やはり 冬は冬で在り 寒さと虚しさに 疲れが増してゆく
不思議だね
あの空の中には 人がいなかった
足元に在る 道端の小さな花が愛おしく
伝わる懸命な生に 響きを感じ 立ち止まる
見上げてばかりは 似合わないと 知った
瞬く星ではなく 踏み締める大地の大切さに 心を奪われてしまう
人の中に在ってこそ 自分だってね
私は 人で在りたいと願う
戻る 編 削 Point(3)