流星群を見上げて/ポー
 

「いつも笑っていられますよう」
寒さを忘れて ひたすら願っていた

温かさに包まれていた


あれから…小春日和が続き あの温もりが此処に在るような幻想の中にいた


やはり 冬は冬で在り 寒さと虚しさに 疲れが増してゆく


不思議だね


あの空の中には 人がいなかった


足元に在る 道端の小さな花が愛おしく

伝わる懸命な生に 響きを感じ 立ち止まる


見上げてばかりは 似合わないと 知った


瞬く星ではなく 踏み締める大地の大切さに 心を奪われてしまう


人の中に在ってこそ 自分だってね


私は 人で在りたいと願う
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