髪に落ち葉、遠い春、陽のある君、微かにさらす肌、冬よ優しくと/tiki
髪に落ち葉、遠い春、陽のある君、微かにさらす肌、冬よ優しくと
あなたの手ある大丈夫、足音の数だけ木漏れ日うまれ
てのひらのなか、握りしめる枯葉の悲鳴上げ、そっと胸にしまう僕の手はあまり綺麗ではないと
顔に落ち葉を、あなた笑う、声ききたい、木の肌に触れるような背中、冷たい温もりの、どうぞ心の、……風にさらわれた言葉にわたしは凍え
踏みしめる小道の傍らで
小道の真ん中の
振り返ってしまうから、君、君がすこし憎いよ
わたしをみとめる、眼差しのあなた
羽根があり、舞落
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