神様が窓を開けた夜/ポー
いた 大切なものを想い浮かべていた
小さくて ささやかな 幸せ
天体の不思議を観られた時のはからい
この脚で立てる喜び
そして 生きていること
神様はいつも 私の中にいるんだなって
気づかなかったのは私だ
窓を開けるのは 私なんだって
果てしなく 限りなく 夢幻に在るものも素敵だ
私はね 道端にぽつりと咲く花に惹かれるんだ
遠くから 私の前に現れた石ころが 好きなんだ
鹿児島市内でも こんなに星が見えるんだ
ふと 少しだけ自分を取り戻せた気がしたよ
親切な神様に
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)