神様が窓を開けた夜/ポー
 
いた 大切なものを想い浮かべていた



小さくて ささやかな 幸せ


天体の不思議を観られた時のはからい

この脚で立てる喜び

そして 生きていること


神様はいつも 私の中にいるんだなって

気づかなかったのは私だ

窓を開けるのは 私なんだって


果てしなく 限りなく 夢幻に在るものも素敵だ


私はね 道端にぽつりと咲く花に惹かれるんだ

遠くから 私の前に現れた石ころが 好きなんだ

鹿児島市内でも こんなに星が見えるんだ


ふと 少しだけ自分を取り戻せた気がしたよ



親切な神様に
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