神様が窓を開けた夜/ポー
疲れ果て眠りから覚めた瞬間
流星群を思い出した
せっかくならと 急いで
山へ向かい 車を走らせた
そこにあったのは
いつも見上げていたのに知らなかった
故郷の満天の星空
親切な方から詳しく説明をしていただき
その心使いにも 笑みがこぼれた
「神様が窓を開けた時に 流星群が現れると言われています。 だから願いを込めるのですよ。」
親切な方の言葉が 私には神様の声に聴こえた
この星空のように 澄んだ気持ちで
寒さを忘れて鼻水を垂らしながら
夢中で 空に魅了されていた私は
忘れていた
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