コピー用紙の上に書かれていた言葉/番田 
 

たどたどしい声で街を流れながら歩いていく私は、今日も緑色のスターバックスを目指していた。焦げ茶色の色に磨き込まれた窓のスターバックスが向こうに見えてきた。3年ぐらい前に品川の原美術館でその展示を見に行った事はあるが光を使った面白い展示だった。明日はどんなことが世界で起こっているかはわからないのだ。


物価は下がる一方だ。ブランドも色々な価値を、私に提示しては過ぎていく。そのブランドがやってきてはすぐに、私は飽きてしまうから。昨日、GAPを着ていた人は、今日は無印良品で、明日はユニクロやZARAに走っているのかも知れない。そうして、現在の自分に戻ってくる。出たり入ったりしていると目の前の
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