予約困難な女/はだいろ
埋まり、
もっと音楽を聞くことや、
もっと落語に行くことや、
もっとプラモをつくることや、
人にやさしくなることや、
仕事に余裕をもつことや、
そうゆうことが、
うまくできるような気がする。
優先順位を下げるのだ。
息も詰まるような恋愛なんて、
交通事故みたいなものだ。
のぞんでできるものじゃないし、
そうなってしまうときは、
逃げようにも、
ぜったい逃げられないのだろう。
映画は、
思ったよりもずっと良かった。
松山ケンイチ君が素晴らしかった。
予約が取れなかった女の子を、
いつかキャンセル待ちでもいいから、
抱きたいと思う。
のぞみえるものならただ、
待てばよいのだ。
人生なんて。
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