祝福/
吉岡ペペロ
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた
欲しいものはそこにあるのだろうか
ぼくはどきどきしながら周りをうろついた
そこにあるすべてが彼女を祝福していた
それを彼女はたぶん知らない
ぼくは誇らしくっていっそう愛しくなる
めぐりながら彼女はじぶんの声を聞いていた
欲しいものはそこにあるのだろうか
ぼくもじぶんの声が聞こえるのを待った
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