eddy/Oz
いった
これ等の背景描写は
もちろん僕という
フィルターを通して描かれている
そこにはあるいは
ひどい歪曲があり
願望があるだろう
ただ
シャボン玉は割れなかった
それはたゆたっていたし
割れなかった
その日1日
良いことなんて何も無かったさ
楽しいことなんかも無かったし
気分だって悪くなった
そして
今も悪い。
何かは何かでしかない。
喜びは喜びでしかないし
悲しみは悲しみでしかない
シャボン玉はシャボン玉でしかない
目は霞むし
手は震える
将来に展望はない
簡単に言えば
何もない
厳密に言えば
何もないと思っているにすぎない
シャボン玉は割れなかった
それは事実だ
僕はそれを歪曲して捉える
それで構わないと思っている
僕はそう思ったのに
変わりは無いのだから
ぼくは満足する
そして僕はそれを否定する
僕は悲しくなる
そして
シャボン玉がまた僕の目の前に
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