サから始まる語義凡例 番外編・ハ〜モ/salco
 
ら泉ピン子を発生
   させるのは、ヒト科とかけ合わせる限り不可能である。
   など、などなどなど。


バナナ
 これがイヴの齧った果実であったなら、蛇をも噛み殺して「サッフォー万歳。アダム、
 来たけりゃついて来な」とのたもうている筈だった。従って西洋史の様態は随分違っ
 ていただろう。
 
 このアホらしい果実の味には、確かに亜熱帯の倦怠がある。舌先を刺激する青いえぐ
 みの野蛮は、まるで仄暗い密林の残滓であるかのようだ。これを好むと好まざるとに
 関わらず、時にお猿ぐらしは懐かしい。

 旧約聖書創世記の「智慧の実」は、新約の布教が欧州大陸に拡大される過程で「
[次のページ]
戻る   Point(2)