阿呆の戯言《2006年》/うんち
を見上げるよ。
どうしても苦しみはどこまでも深く斬りつけてくる。
私は私を好きになれる訳などない。
私は笑ってはいけない、そんな気しかしない日が、
これからずっと来るんだと思ったりする。
弱く弱く何処までも弱く、
いつも斬りつけられながら歩くのかも知れない。
この苦しみの中で、ただ間近の死を望む、ただそれだけ。
望むだけでそれをしてはならない。
そんな勇気もさほどある訳もなくて、
この冬を暖かく笑う事なんて全然出来ない癖に
傍にいる母親や父親や兄を想うことをしろよ。
そんな風に言っていたじゃないか。
どうして幸せが見えないのか、死神が怒って
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